全部嘘です(嘘)


by kemicho
カレンダー
S M T W T F S
1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30

サイエンス。

夏の夜は、空気が濃くなるから好きだ。

どれくらい濃いかと言うと、だいたい酸素が5%くらい濃くなる。
窒素はあまり変わらないけれど、ヘリウムがほんのり濃くなって、リチウムが夢の分だけ薄くなる。
二酸化炭素はチェレンコフ光になって、フッ素は水素と一緒にデートへ行くんだ。


そんな夜は、星を数えてみたくなる。

整数で数えるのもいいし、有理数で数えていくのもよい。
分数で数えるのはちょっと大変だけど、虚数で数えるのはとても気持ちがいい。
循環小数は恥ずかしがりやだから、最後まで相手をしてくれないけれど、
超越数は収束しようとして事象平面へ飛んでいってしまうから困ってしまうんだ。


空には、夏の大三角が輝いている。

9ラジアンの方向から見るとサインはコサインに見えるけれど、
加法定理の影響で鋭角と鈍角がループするんだ。
アークタンジェントはテイラー展開を起こしてとても綺麗な模様を描く。
それは、シータとパイのダンスを見ているようだった。


耳を澄ますと、遠い喧騒が聞こえる。

位相空間を渡って届くアトラクタの声は、とても耳に心地いい。
髪を揺らす風は、微かにカオスとフラクタルの匂いがする。
多分、マンデルブロ集合が近くにいるんだろう。
ストレンジアトラクタが食べたい、なんて言ったらしかられるだろうか。


こんな夜は、遠く離れたあの人に会いたくなる。

デルタの夜に出会ったあの人に、インテグラルな恋をした。
シグマやガンマなんてなかったけれど、とても幸せだった。
アルファがプラスに、ベータがマイナスに繋がれた日だって、
ユークリッドが紡ぐ想いは決してファイになることはなかったんだ。


自らを光の波にして飛ばせたら、どんなに嬉しいだろう。
自らを光の粒子にして送れたら、どんなに幸せだろう。



神が振るサイコロのような花火が、夏の夜空に、一つ。





 
★★★★★★【アレな散文コンテスト 一休杯】★★★★★★
- 企画内容 -
この中でアレな人は手を挙げて?はい、挙げなかったアナタ。
アナタは間違いなくアレ。
ってわけで、アレな散文を書いてTBして下さい。
アレな感じなら何でもアリ。
エントリー期限は7/2 23:59まで。
アレって何?と聞くのは禁句です。

- 参加資格 -
アレな人、もしくはドン引きされる覚悟のある人

- 審査方法 -
一休杯なので、エントリー締め切り後にエキブロ代表のアレ、
審査委員長のikkyuu_as_cousakuさんが作品の審査講評をしてくれます。

※アレでも参加出来るようにテンプレを文末にコピペお願いします。

アレな開催地 毎日が送りバント (http://earll73.exblog.jp/)
アレな審査員 Roller skates Park (http://cousaku.exblog.jp/)
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★


理系なアレ。

アレな散文コンテスト 一休杯開催!にTB。
[PR]
by kemicho | 2005-06-26 01:35 | 企画参加