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全部嘘です(嘘)


by kemicho
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初舞台!

そんなわけで昨日は芝居をやってきました。
と言っても新人の顔見せ公演みたいな感じで、本公演から比べると会場の規模も脚本の長さも随分と小さいモノなのですが。




公演は14時から。
でも準備のために会場には9時に到着しました。
前日の稽古を寝坊で遅刻した私は、本番は遅れられないともう必死で車をとばしましたよ。
そりゃもうシューマッハも真っ青な走りを見せわー渋滞だー
まあでもなんとか15分前には到着。

で、すぐに会場の準備開始。
役者陣は、体をほぐして発声練習で声を張り上げ身体の準備も開始。
公演まで5時間もあるから余裕~とか思っていたら。
なんか全然足りないんスよこれが。
段取りもあいまいなままだし、
最後の通し稽古もグダグダなままだったし、
スクリーンの上げ下げはうまくいかないし、
演出は急な仕事でいなくなっちゃうし、
etc・・・

etc・・・

・・・

・・・

・・・ぇぇぇええ?!演出いないの?
なんと、公演当日だというのに、演出がいなくなってしまいました。
うわー。とても、とても残念でなりません。
せっかくの本番を見てもらえないなんて。


しかしまあ容赦なく時間は過ぎて、とうとう客入れの時間に。
そうなると、役者は姿を見せるわけにもいかず、舞台袖でひたすら待機するしかなく。
何もすることがなくただ座ってるだけで、お客さんのしゃべる声だけが聞こえてくる状況というのは、とても緊張をあおるものでした。
でもなんか30分も待たされると、緊張のピークは過ぎて、逆に早くやりたくなってくるから不思議です。

そんなこんなでスタート。
まずはプロジェクタを使って今回の公演の説明や役者の紹介。
で、休憩の後、芝居がスタート!のはずが・・・スクリーンが上がらない。
ロールカーテン方式になっているはずの据え付けのスクリーンが、何度やってもうまく上がらず、逆にどんどん下に下がってきてしまう始末。
休憩時間5分のところ10分以上もかかって、もう仕方ないから手で巻き上げて、上にテープでとめよう!ということに。
で、上まで巻き上げたあと、悪あがきで「この状態でもっかい引っ張ってみようか」といって引っ張ったところ、なんとキレイに上がっていくではありませんか・・・ってちょっと勢いすごい早いすごいギュルギュル痛っ!!

・・・えぇと。
スクリーンの一番下についている捧が、私の鼻の頭にクリーンヒット。
ああ!主演俳優の顔に傷がっ!
いや、痛かったけど傷はなかったですよ。痛かったですけど。


で、まあしびれる鼻の頭をさすりつつ、お芝居のスタート。
今まで何度も稽古でやってきましたが、この日がこの芝居をやる最後の日。
そう思って、とにかく楽しむこと、全力を出し切ることだけを考えて、もういっぱいいっぱいになりながらもなんとか最後まで大きなミスもなく演じました。
あ、いやちょっとだけミスありました。
ペットボトルを飲み干して床に置かなきゃいけないところ、飲みきれずに手に持ったまま途中まで演技しました。
仕方ないので、怒る演技のところで床に叩き付けることでなんとか手から離したんですが、果たしてお客さんにはどう見えたんでしょうか。。。

まあそんなこともありつつ、公演も終了。
最後にお客さんにご挨拶をして、撤収作業後、打ち上げへ!


いや、終わった時間が早かったので、打ち上げのスタートも17時って早いなオイ。
まあとにかく、そんな感じで早く終わるんだと思ってたんですよ。
だから、月曜日はホントは有休取るつもりだったけど、まあ取らなくてもなんとかなるかなと思って取らなかったんですよ。

そしたらそれが21時半までいるとは思わないじゃないですか。
しかもその後みんなを車で送って、最後は四街道まで行くとは思わないじゃないですか。
ただでさえぐったりしてるのに、家に帰り着いたころには、もう一歩も動けないってほどにぐったりだとは思わないじゃないですか。
もうホントへろへろです。



でも。
たしかにすんごい疲れたんですけどね。
それ以上にすんごい楽しかったんですよ。
本番のときも。
稽古のときも。
もちろん、めんどくさいなぁとかやだなぁとか、思わなかったわけじゃありません。
何度か「逃げちゃおっかな~」って思ったこともあります。

でも。
ホント、芝居って楽しいんですよ。
違うキャラクターになりきれること。自分でキャラを作ること。
舞台の上でお客さんに注目されること。拍手をあびること。
初めて脚本もらったときは、ベテランも新人も、スタートラインは同じなこと。

何より、みんなで1つのものを創り上げていくこと。


もう、今回の脚本を同じ形で演じることは二度とないと思います。
でも、その分、また新しい脚本で新しい人物の役が待っているわけです。
それを、自分の好きなようにキャラを作れるわけです。
今回とはまた違うセリフ、動き、感情が出せるわけですよ。
しかも、次回は舞台の広さが全然違うところでやります。
もう走り回ったって大丈夫なくらいです。


今回よりも、もっともっと、色んなことがしたいです。
できる気がします。がんばります!
わー。すんごい楽しみ。
by kemicho | 2004-09-13 23:17 | 気持ち